あゆみ(2005~2010年度)

平成17(2005)年度
協議会のさらなる発展/総務大臣表彰の受賞

設立20周年を迎えた協議会は、ユビキタス時代を迎えた新たな情報化のステージの創造に向けて、9月に特別セミナーを開催した。特別セミナーでは、協議会 設立当初から県域の情報化の推進や各地域との交流などに精力的に取り組まれ、協議会の発展に尽力された光森史孝氏と畠山乃生彦氏に感謝状を贈呈した。
また、10月には、昭和59年協議会設立以来、長年にわたって情報通信に係る調査研究や普及啓発活動に取り組み、兵庫県の情報化の推進に貢献したとして、平成17年度情報化月間総務大臣表彰を受賞した。
総会では、今後の地域情報化の推進に当たり、県民がITのメリットを実感できる社会を実現するには何が必要であるかを展望するため、兵庫県立大学大学院助教授の中野雅至氏による総会記念講演会を開催した。
 
(1)特別セミナーの開催
ユビキタス時代を迎えた新たな情報化のステージの創造に向け、「つながる・拡がる・始まるユビキタスネットワーク」をテーマに、東京大学大学院教授の坂村健氏による基調講演やパネルディスカッションを行った。
 
(2)情報化月間総務大臣表彰の受賞
協議会設立時より調査研究や普及・啓発活動等を通じて、地域におけるケーブルテレビやインターネットなどの基盤整備、防災をはじめとする情報システムの整 備などの提案に、産・学・官・民連携して取り組み、兵庫県が全国有数の情報化先進県となることに大きく貢献したとして、10月に平成17年度情報化月間の 情報化促進貢献企業等の部において総務大臣表彰を受賞した。
 
(3)産学連携研究グループ活動の実施
会員と県内大学・専門学校等の学生・教員が連携して、情報化に関する実践的な調査研究を企画提案し、研究活動を実施した。
 
(4)コミュニティ情報交流システムの提供
地域の住民が主体的に地域づくりに取り組んでいるNPO等の地域づくり活動団体を対象に、団体内部の情報の共有化や団体相互の情報交流を促進するコミュニティ情報交流システム(コミュニケーションツール)を提供した。
 
平成18(2006)年度
インターネットの新たな動き
  情報通信技術の進展は目覚しく、Web2.0と呼ばれるインターネットの新たな動きや放送と通信の連携・融合が進むなか、家庭や企業、行政の各分野で多彩 な情報の発信や交流が行われ、社会経済の仕組みも大きく変わりつつあった。兵庫県では、平成19年3月に「ひょうご情報交流戦略」を策定し、情報通信の最 新の成果を県民が実感できる社会の実現を目指すこととなった。
協議会においても、情報交流ワークショップ(サロン)の設置や4年ぶりに事例視察調 査を実施するなど、産・官・学・民の連携によりさまざまな会員の力を結集し、企業や行政の情報化の普及啓発、調査研究、人材育成を積極的に推進するととも に、県や市町、関係団体とも協力しながら、県民をはじめ、自治会、NPO等の地域づくり活動団体の情報通信技術の活用を支援した。
総会については、ユビキタス社会の進展のなかでWeb2.0や放送と通信の融合など新たな価値の創造に向けた社会を展望するため、「どうなる放送・通信融合のゆくえ」をテーマに、板倉雄一郎氏による総会記念講演会を開催した。
 
(1)事例視察調査の実施
情報化に積極的に取り組んでいる団体・企業等を訪問し、さまざまな情報化プロジェクトや情報通信を活用した地域活性化の取り組みについて視察調査を実施した。
 
(2)情報交流ワークショップ(サロン)の設置
会員間の交流、若手および女性の参加促進を目的に、提案されたテーマについて、月1回程度、自由に情報交換できる場を提供した。
 
(3)地域情報化コーディネート活動の実施
インターネットやブロードバンドの普及のなか、市町・団体等の地域で情報化を推進しようとしている取り組みを促進するため、地域ニーズにマッチした課題解決方法などについて、協議会会員によるプレゼンテーションや、指導・助言等のコーディネート活動を行った。
 
平成19(2007)年度
地域情報化の新展開
  ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのインターネットの新たなツールの普及により、専門的な情報通信技術の知識がなくても容易 に情報発信や情報交流が可能となった。このような動きをふまえ、協議会では、利用者の視点に立った情報やサービスの充実を図るとともに、地域の様々な知恵 をネットワークで結び付け高めあうことにより、新たな魅力ある地域社会の実現を目指すため、SNSの活用支援や地域づくり活動団体間の情報交流の場の提供 など、地域の情報化の推進・支援を積極的に行った。
総会では、過去半世紀以上にわたって基幹メディアとして君臨してきたテレビやその他メディアが、インターネットの普及と急速なブロードバンド化でどう変わっていくのかをテーマに、読売テレビ放送アナウンサーの脇浜紀子氏による総会記念講演会を開催した。
 
(1)SNSの活用支援
SNSの地域での活用を促進するため、県と連携しながら、事例発表等の普及啓発セミナーの開催、システム運営のための研修会を実施した。
 
(2)地域情報化サポーター情報交流会の開催
SNSや動画発信などインターネット等をうまく活用している団体等の事例報告や地域づくり活動団体間の情報交換などの交流を進めるため、情報交流会を県下3地域で県とともに開催した。
 
(3)インターネットの新潮流
ブログやSNSなどのWeb2.0というインターネットや情報の新技術が、今後、地域社会やビジネスにどのような影響を与え、どのような展開を見せていくのかについて、その行方を探る情報通信セミナーを開催した。
 
平成20(2008)年度
ユビキタスネット社会の実現に向けて
  低価格パソコンが流通し、高速モバイル通信と組み合わせて外出先でもインターネットに不自由なくアクセスできる環境が飛躍的に向上した。そういった社会環 境の成熟を鑑み、協議会では、利用者の視点に立った情報やサービスの充実を図るとともに、地域の様々な知恵をネットワークで結び付け高めあうことにより、 新たな魅力ある地域社会の実現を目指すため、地域SNSの普及・啓発などの地域情報の発信力の向上に引き続き取り組んだ。また、協議会の情報発信力の強化 のために当ホームページのリニューアルを行った。
総会では、「モバイルコミュニティの時代」をテーマに、モバイルコンピューティングのこれまでの急速な進展を振り返りながら、今後の展開について展望するために、神戸大学大学院工学研究科教授 塚本昌彦氏に総会記念講演会を開催した。
 
(1)地域の情報発信力向上
地域の観光や物産に関して、より効果的で魅力ある情報発信のための基礎的なスキルやノウハウの向上をめざした「地域活性化のための情報発信セミナー」を関係団体とともに開催した。
 
(2)地域情報化サポータースキルアップ研修
情報通信の先進的な活用に取り組む地域情報化サポーターの活動を支援するため、情報ボランティアの指導方法やサポート技術習得・向上をめざした研修「シニ ア向けの情報発信の研修」、「シニア向けインターネット、SNS研修」、「保護者向け携帯の安心・安全研修」を関係団体とともに開催した。
 
(3)産学連携研究グループ活動の実施
「地元ラジオ局の中波電波による津波等災害時緊急通報システムの実用化」について、会員や県内大学と連携しながら、実践的な共同研究や実証実験を実施した。
 
平成21(2009)年度
ICTを活用した魅力ある地域づくりに向けて/震災15年・設立25周年
 21年度は、震災から15年、協議会設立から25周年という記念すべき年にあたる。
このため、これまで培ってきた産・官・学・民のネットワークの力を発揮して、一層の発展をめざした活動を展開するため、設立25周年記念事業を実施した。
また、ネットワークの進展、情報発信の増加、通信・放送の融合・連携など、コミュニケーションの変革に対応するため、ユビキタスネット社会の実現に向け て、企業や行政の情報化の普及啓発、調査研究、人材育成を積極的に推進するとともに、県民をはじめ、地域の団体、NPO等の地域づくり活動団体のICTの 活用の一層の支援を行った。
 
(1)25周年記念事業の実施
「遠距離交際と近所づきあい」をテーマした講演会(講師:一橋大学 西口教授)及び「地域の元気!情報発信」をテーマとしたトークセッション(スピーカ: ㈱きよたにや 井上氏 他)を開催した。
また、協議会活動を振り返りながら、今後の情報社会と協議会の新たな活動の方向性を展望するため、記念誌を発行した。
 
(2)普及啓発活動
ICTを活用したこれからの豊かなコミュニケーションのあり方を展望するため「ケータイコミュニティの未来」をテーマとした特別講演会講演会(講師:中央 大学 松田教授)を開催するとともに、会員や県民を対象に、情報通信の最新動向について理解を深めるため、「市民と企業の協働による地域情報化の新展 開」、「クラウドコンピューティング、オープンソースの活用」をテーマとした情報通信セミナーを開催した。
 
(3)地域の情報化の推進・支援
県内各地域で情報化を推進しようとしている団体やNPO等の取り組みを促進することを目的として、兵庫県行政書士会やNPO等の3団体と共催でセミナーを開催した。
 
(4)調査研究活動
「自治体情報システムのオープンソース活用研究」、「地域情報発信力向上策の研究」、「立体視覚情報と効率的な情報伝播の仕組みの研究」、「動画できる産業観光、学びの観光情報」をテーマとして会員が主体的な調査研究を行った。
また、情報化に積極的に取り組んでいる団体・企業を訪問し、さまざまな情報化プロジェクトや情報通信を活用した地域活性化の取り組みについて中部、信州方面への視察調査を実施した。
 
平成22(2010)年度
地域におけるソーシャルメディアの可能性
  インターネットをはじめとするICT(情報通信技術)は、急速な発展を遂げるとともに、日常生活や仕事の中に浸透してきており、今後は単に利便性の向上に とどまらず、利用者の視点に立った情報やサービスの充実を図るとともに、地域の様々な知恵をネットワークで結び付け高めあうことにより、新たな魅力ある地 域社会の実現が望まれている。
本協議会としても、ネットワークの進展、情報発信の増加、通信・放送の融合・連携など、コミュニケーションの変革 に対応するため、ユビキタスネット社会の実現に向けて、産・官・学・民の連携によりさまざまな会員の力を結集し、地域や企業、行政の情報化の普及啓発、調 査研究、人材育成を積極的に推進するとともに、県や市町、関係団体とも協力しながら、県民をはじめ、地域の団体、NPO等の地域づくり活動団体のICTの 活用を支援を行った。
 
(1)普及啓発活動
地域におけるソーシャルメディア活用と将来性を展望するため、記念講演会を開催すると ともに、情報通信の最新動向について理解を深めるために、「地域を楽しくするネットワークの活用術」「ソーシャルメディアの可能性を探る」「新たな情報発 信ツールの活用」をテーマにセミナーを開催した。
 
(2)調査研究活動
「オープンソースソフトウェア運用時の問題解決方法」「若 年層の携帯電話利用とデジタルデバイトの関係」「立体視覚情報を活用した道コンテンツ配信プラットフォームと道の駅活性化研究」「次世代型スマートフォン の県民生活向上への活用検討」をテーマとして、会員が自主的、主体的にテーマを企画提案し、調査研究を行った。
また、情報化プロジェクトや情報通信を活用した地域活性化の取組について調査を行うため、山陰地方への事例視察調査を実施した。
 
(3)地域の情報化の推進・支援
県内各地域で情報化を推進しようとしている団体やNPO等の取り組みを促進することを目的として、淡路市やNPO等4団体と共催でセミナーを開催した。
 
(注)会員氏名は敬称略。所属は当時の所属